こんにちは。藤島園看護師です(^^)/
暑さ厳しくなってきましたが、体調はいかがでしょうか。暑いとどうしても部屋を涼しくしたり、冷たい物を召し上がる機会が増えると思います。当然ですよね!人間は不快な環境で長時間過ごすことは難しいと思います。不快な環境では食欲が低下したり、眠れなかったりといつもの生活リズムが保てない状況に陥る可能性もあります。そんな中、夏風邪をひいたりはしていませんか?今回は夏風邪についてお話させていただきます。夏風邪は、冬の風邪に比べて腹痛や下痢といった症状も起こしやすく、体の反応や対処の仕方が全く違うため、同じように扱わない方が良いと思います。冬と夏では浮遊するウイルスも違いますし、夏風邪は短期間であっても強烈にしんどいと感じたり、だるさを感じるかもしれません。夏は高温多湿で体力を消耗している中で、屋外と冷房の効いた室内との温度差も重なって自律神経も疲れてしまいます。夏風邪はウイルスそのものだけでなく、体の疲労、自律神経バランスや免疫力の低下によって引き起こされる側面が大きいため、予防には「栄養と生活リズムの見直し」によって肉体疲労を回復し、自律神経を整える事が欠かせません。
この時期に肉体疲労の手助けをしてくれる栄養素のひとつにタウリンもいいです。タウリンは、イカ、タコ、ホタテ、その他の魚介類に含まれていますので、少し疲れたなと感じた時には魚介類を積極的に召し上がると良いかもしれません。
後は免疫を低下させないためにも、腸内環境を整える事も大切です。大腸は免疫の大部分が集中していると言われている為、腸内フローラのバランスを整え、全身の免疫機能を底上げする効果が期待されます。
また、夏の入浴はシャワーで済ませがちな方が多いかと思いますが、夏も湯船に入り温めることが推奨されています。41℃を超えない程度の湯船につかりリラックスする事で、疲労してしまった体や、自律神経のバランスを回復してくれる効果があります。その状態で眠りにつくことで、翌日への疲労の持ち越しが軽減されるのではないでしょうか。
また、手洗い・うがいといった基本的な衛生習慣に加えて、口腔ケアを丁寧に行う事も重要となります。口の中はウイルスの侵入口になりやすく、歯垢や歯周病菌が免疫機能を乱すリスクも指摘されています。口腔環境の清潔を保つことも、夏風邪だけでなく全身の健康維持にもつながります。これから暑さも厳しい季節に突入していきますので、夏バテにも気を付け、体調をベストな状態に保つことも夏風邪を予防する事に繋がります。夏バテは、気温が高くなる夏季に急激な環境変化に体が適応できず、さまざまな不調をきたす状態です。現代社会においては季節による寒暖差だけではなく、エアコン使用による室内と屋外の寒暖差も夏バテの原因の一つとされています。カンカン照りの中で外出は厳しいですが、朝や夕方の少し気温が下がった時間に外に出るなどして、暑さにも少し馴染んでおいたり、塩分や水分をしっかり摂取してじんわり汗を出すなども良いと思います。
覚えておいて欲しい予防策
・水分補給を欠かさない ・普段からしっかり栄養を摂る ・クーラーで冷やし過ぎない
暑い日が続きますが、楽しみながら元気に過ごされる事を願っております☆彡



