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お知らせ・ブログ

11月 看護師からの豆知識(皮膚トラブルについて)

2022.11.02【ブログ】藤島会グループ

こんにちは!藤島園看護師でございます(^^)

日増しに寒さが厳しくなる季節となってきましたが、皆様はお元気にお過ごしでしょうか?今月は、秋から冬にかけての皮膚トラブルについてお話させていただきます。

寒さや冷え込みが強くなってきますと、皮膚の機能も低下してきます。暖かい季節よりも、皮膚がカサカサしてきたり、あかぎれになってしまう場合もあるかと思います。寒い季節の皮膚トラブルの原因は「気温の低さ」と「乾燥」と言われています。気温がどんどん低くなるにつれて、体の血液循環も悪くなり、血行障害となってしまいます。その結果が皮膚トラブルに繋がってしまうのです。

皮膚トラブルを起こしやすい生活習慣

秋から冬にかけてこのような生活習慣がある方は、皮膚トラブルにご注意ください。

・お湯で手を洗う

・熱いシャワーを浴びる

・長湯をする習慣がある

・足が冷えやすかったり、冷え性と言われる又は言われたことがある

・忙しく、ストレスが多い

・食事が不規則、偏食

・睡眠不足や眠りが浅い

寒くなると、温かいお風呂につかり疲れを取りたくなりますよね。しかし、お湯は皮膚表面の皮脂を取ってしまいバリア機能が低下してしまう事もありますので、適度な温度で適度な時間の入浴をお勧めします。

皮膚の冬支度のポイント

ポイント1:保湿剤の使用

保湿剤を使って皮膚の乾燥を防ぎましょう。特に入浴後やお湯で手を洗ったり家事をした後には皮脂取れ乾燥しやすくなっているため、こまめな保湿が必要です。

ポイント2:石鹸を泡立てて体を洗う

お風呂では、ボディーソープを使用されているお宅が多いかと思いますが、ボディーソープでも固形石鹸でも、よく泡立てて体を優しくなでるように洗いましょう。硬いタオルでゴシゴシ洗いますと、体に傷が出来場合もありますし、傷が悪化すると炎症を起こしたりもあります。

ポイント3:室内では加湿器を

最近の日本家屋は気密性が高く、エアコンやヒーターなどの温風で室内は乾燥しています。加湿器を上手に利用して皮膚を乾燥から守りましょう。部屋の湿度を上げるために洗濯物を室内に干すのも良いかもしれません。

ポイント4:綿100%の下着を身に着ける

直接肌に触れる下着などは、綿100%の物を身につけましょう。ナイロンやポリエステルなどの繊維は丈夫で防寒には良いのですが、摩擦が生じ皮膚への負担は大きいです