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お知らせ・ブログ

7月看護師からの豆知識(夏の皮膚トラブル)

2023.07.26【ブログ】藤島会グループ

こんにちは!藤島園看護師です(^^)/

毎日暑い日が続いておりますが、お元気にお過ごしでしょうか。暑い中、冷房の効いた部屋で過ごしたいのは山々ですが、そんな訳にもいきまんよね。仕事をしたり、用事をしたり、また電気代高騰で使用電力を気にしたりと望むような環境に整えるのが大変だと思います。

しかし、座っていても汗が出る季節の中ベタベタとした汗は不快感もありますし、時間がたつとかゆみやかぶれなどのトラブルの原因にもなりかねません。

今回は、夏に起こりやすい皮膚トラブルについてお話させて頂きますが、トラブルになりかねない汗にも重要な役割はあります。それは、体温の調節機能と言いまして、体温が上昇した時に汗が皮膚の表面で蒸発するときに熱を下げて平熱を保ってくれます。汗をかかないと熱が体にこもってしまうため、汗をかくことは私たちにとってとても重要な機能なのです。

なので、汗をかいてもその後のケアを行ったり、もしトラブルが起きても対処し悪化させないようにすれば大丈夫です。

中でも、夏に起こりやすい代表的なものと言えば「あせも」ですね。あせもは、大量に汗をかいたときには、汗を排出する汗菅というところが一時的に詰まる事で汗がスムーズに排出されず、汗が肌の内側にとどまる事で起きてしまう発疹をあせもと言います。

あせも、又は汗かぶれの予防・対処法

・汗をかいたままの肌を放置しない。

汗をかいたらタオルでこまめに拭き取る、外出時には汗を拭くためのウエットティッシュやボディシートを携帯する、大量に汗をかくことが予測される場合は着替えを準備しておく、汗をかいて帰宅した場合はシャワーで軽く洗い流す、下着や肌着は通気性が良く、吸汗・速乾性のある素材を選ぶなど意識しましょう。

ただし、汗かぶれをしている肌はバリア機能が低下している事も考えられますので、炎症が起きているような肌が赤くかぶれている場合には、汗を拭いたりシャワーで洗い流す際には、強くこすらないよう気を付けましょう。

・普段使用している物でも、異常を感じたら使用をやめてみる。

下着、マスク、アクセサリー、化粧品や日焼け止めクリームなどを使用して肌にかゆみがでたり、赤くなった時には一旦使用をやめて様子を見てみましょう。普段はトラブルを感じなく使用出来ていても、汗をよくかく季節になって急にトラブルが起きる場合もありますし、バリア機能が低下した肌は少しの刺激にも敏感に反応してしまう場合もあるからです。

・薬で症状を抑える

強いかゆみがある場合は、掻き過ぎて症状を悪化させないためにも、かゆみを抑えることも大切になってきます。強い抗炎症作用のあるステロイド外用剤(塗り薬)が有効と言われており、薬局でも購入は可能ですが、ご自身の症状に適した薬が分からない場合は、皮膚科に受診しましょう。暑い夏、沢山の汗もかくでしょうが、放置はせずに気づいたら汗を拭きとり、清潔な肌を保ちましょう。体調崩さずご自愛くださいませ♥♥